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(IV)-3] イタリア視察

 

11月17日(金)ミラノの町はドゥオモを中心に放射状にひろがっており、石造りの建物が連なっており、まちは立体的に感じられる。ドゥオモ広場には一切の広告看板が撤去されており、すっきりした景観を呈していた。この広場にたたずむだけで歴史の重厚さが感じられる。

 

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ドゥオモ

 

ミラノの町はかつては船による交易で栄えた。ドゥオモ(Duomo、大聖堂)の石も河川や運河を経由して運び込まれたものである。そのなごりとして現在も残っているものがナビリオと呼ばれている。またナビリオ沿いにはオープンマーケットが開設されていた。参加の店は1000店とも2000店ともいわれている。かつては倉庫街。現在は宝石、ブティックの店が多くなっている。近くの魚屋では富山湾でも珍しい「オキノジョロウ」が売られていた。

・スカラ座(スカラ座のボックス席と博物館を見学)

・ガレリア(ビットリオ・エマヌエル二世アーケード)

・ナビリオ(Naviglio)

・ミラノ城(スフォルツェスコ城)

地下鉄以外にも、路面電車や市内バスが走行しているが、通りは一部駐車場がわりに使用されている。場所によっては2重駐車、3重駐車も見られた。地下鉄、バス、市内電車は同一料金で一定時間以内なら乗り継ぎ自由。但し、地下鉄との乗り継ぎは1回のみ。

 

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ビットリオ・エマヌエル二世アーケード

 

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ナビリオ近くの魚屋

 

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ミラノ城

 

11月18日(土)

ミラノから約30km南東、ロディ市(チーズ発祥の地と言われている)郊外のカッシーナ・トレカッシーネにあるブランビラ農業会社を見学。

・15年前に有機栽培と有機飼料による牛の飼育を開始。現在88頭の成牛。

・子豚の養殖と牛乳の生産。

・牛乳は29リットル/日を出荷、価格は1リットルあたりLit649(ロンバルディア州)+Lit135(有機飼育分)

・現在6名で全ての作業を賄っている。

・飼料用野菜を1ha半に栽培。所有農地(70万m2)

・飼料、堆肥にマイスを乾燥させたもの、グリーンピースなど。

 

 

 

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