(I) 目的と視察テーマ
日本財団補助「地域文化を通じた草の根国際交流事業」の指定を受けた黒部まちづくり草の根国際交流事業は、「小さくとも魅力あふれるまちづくり国際交流事業」なるタイトルでステップ1黒部セッション(知る・学ぶ)を平成12年4月14日〜17日の間、黒部市で実施された。そしてそのステップII(海外セッション)として平成12年11月12日〜21日の間、スネーク(オランダ)、ウルム(ドイツ)、ミラノ、ベルガモ(イタリー)の訪問視察が実施された。
団員は黒部まちづくり協議会、漁協、黒部市、JCなど団体の9人のメンバーからなり、ヨーロッパの小都市が小さくともキラリと光るまちづくりをしてきた実態を視察して今後の黒部におけるまちづくりの参考にしようということをねらいとした。
研究テーマとして
1. 街づくりと都市デザイン
2. 街の伝統・歴史とアイデンティティ
3. 観光開発…観光視点でのまちづくりをどのように進めているか
4. 暮らしと水・花・食文化…花と緑と水を活かした潤いある都市空間づくり…
5. 住民参加の街づくり…欧米社会での「パブリック精神」と住民参加による街づくりの5項目をあげて、視察を行った。