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第5章 観測結果に対する考察 

 

5.1 本観測と海洋観測船の観測結果の比較

 

「ありげーたーりばてい」で得られたデータと、他の観測で得られたデータを比較して本観測システムの性能を確認した。

 

5.1.1 「ありげーたーりばてい」と海洋気象観測船「凌風丸」との観測結果の比較

(1) 比較する観測の時期と海域

082E航と同時期に、ほぼ同じ海域において気象庁が海洋気象観測船「凌風丸」による観測を実施していた。「ありげーたーりばてい」、および「凌風丸」の観測航路を図5.1.1-1に示す。

 

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図5.1.1-1 「ありげーたーりばてい」と「凌風丸」の観測航路

 

「ありげーたーりばてい」は、1999年5月29日から6月1日までの期間に東進して、「凌風丸」は5月20日から5月24日までの期間に西進して観測を実施した。「凌風丸」の後に、「ありげーたーりばてい」による観測を実施しており、両者の観測日の差は5〜12日間であった。観測海域は、北緯34〜41度、東経141〜165度の海域であった。このように、同時期、同海域の観測を実施していることにより、両者を比較して、データの確からしさを確認した。

 

 

 

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