2. 輸送・荷役の実験結果
(1) ルート1・2(内航コンテナ船輸送)
1] 実証実験担当事業者及び使用船舶
ルート1・2の実証実験担当事業者及び使用船舶は以下に示すとおりである。
実証実験担当事業者：ルート1(日本海ルート) A社
ルート2(九州ルート) B社
使用船舶諸元：499/T型、1,125D/W、速力14.5ノット、コンテナ積載数：110TEU、主機関：新潟3,500PS(燃料：主機、捕機ともにA重油))499/T型・1,125D/W・速力14.5ノット)
2] 輸送関連の実験結果
ルート1・2(内航コンテナ船輸送)における入出港時間、航海時間、燃料消費量などの輸送関連の実験結果は表6.2に示すとおりである。
ルート1・2は10月10日から19日の10日間で実証実験を行った。実証実験では、神戸港、高知港、鹿児島港、水俣港、長崎港、金沢港、新潟港、舞鶴港それぞれの港で家電リサイクル品を国際海上20フィートコンテナに積込み、内航コンテナ船で北九州港まで船舶輸送を行った。北九州港響灘公共埠頭で船卸後、同地区にあるO社リサイクル工場までトレーラ輸送し、家電リサイクル品の取卸を行った。
輸送データは以下のとおりである。
○航海：航海距離〔1,794マイル〕、航海時間〔121時間30分〕
○燃料航海消費：主機〔43,509リットル〕、捕機〔2,980リットル〕
○停泊時間：105時間40分
○燃料停泊消費：主機〔1,501リットル〕、捕機〔1,215リットル〕
○実入コンテナ：8TEU
