5.3 評価方法の枠組みの検討
(1) 評価方法の整理
環境パフォーマンスの達成状況の評価手法としては以下のようなものがある。
1] 段階評価
・評価項目ごとに、パフォーマンスレベルを「低」から「高」に向けて何段階かに分けて例示し、自らのパフォーマンスレベルがどの段階にあるのかを評価する手法であり、管理分野の評価に適している。
・パフォーマンスレベルについての評価尺度が設定されるので、事業者間での比較が可能である。
2] 定性的な評価
・評価項目ごとに、パフォーマンスレベルを「低」から「高」に向けて何段階かに分けて例示し、自らのパフォーマンスレベルがどの段階にあるのかを評価する手法であり、管理分野の評価に適している。
・実施間隔や実施率を併用することで、他との比較が可能である。
3] 数量的な把握
・取組結果を定量的に把握する手法であり、実行分野の評価に適している。
また、段階評価は「点数化」「重み付け」を行うことによって、一層の明確化を図ることができる。
1] 点数化
・段階評価において達成したレベルに応じて点数を決定し、到達レベルについて点数評価する。
【点数化の例】
・パフォーマンスレベルが3段階で設定されている場合
例えば
レベル1 = 1点
レベル2 = 2点
レベル3 = 3点
と設定
・点数化により、個別項目の評価を集約して評価することが可能である。