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5.2 評価項目体系の検討

環境達成度の自己評価は、評価・管理すべき事項を選択し、その項目に関する取組の達成度をチェックすることが基本になる(図5.1-1参照)。このため、本項では自己評価ガイドで示す評価のための項目(評価項目の体系)について検討する。

 

(1) 評価項目の検討に当たっての基本的考え方

評価体系の検討は、自己評価ガイドの対象とする企業規模や取組の現状、国・自治体の施策、(社)全日本トラック協会等業界団体の指導、トラック運送業に対する社会的な要望等を踏まえ、次のような点に留意しつつ行う。

1] 評価項目体系は中小・零細企業を対象とする本自己評価ガイドの目的を踏まえ、出きるだけ簡潔なものとする。

2] 業界での取組実績が少ない事項や主として大規模企業での取組であると考えられる事項は、評価項目体系に入れずオプションとして示す。

3] 企業の管理分野に関する事項については、段階評価方式により把握・評価を行うものとする。

4] 燃費の向上、CO2の削減等実行分野に関する事項については、定量的データを把握する。

5] この評価項目体系(案)は、今後の評価基準やランクづけについての検討結果を踏まえ、適宜、見直しを図る。

 

(2) 評価項目の体系案

評価項目の体系案を、これまでの調査結果および環境達成度自己評価ガイド作成委員会での意見等をもとに以下のとおり作成した。なお、この体系案については、次年度に行われる議論、および試験運用を踏まえ、再検討するものである。

 

 

 

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