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3. 標準案内用図記号の特徴

 

○図記号は3種類の分類基準により8つのカテゴリーに分類した。

■多数の利用者が通常の行動に対して必要なもの

1. 公共・一般施設…一般公衆が利用する公共施設やサービスのため

2. 交通施設…運輸関係の施設や手続き、サービスのため

3. 商業施設…商業活動に関する施設、サービスのため

4. 観光・文化・スポーツ施設…観光地、文化施設、公共のスポーツ施設のため

■緊急時及び安全のために必要なもの

5. 安全…安全や防災に関する施設、設備のため

■行動を規制するために必要なもの

6. 禁止…一般の行動において行為を禁止するため

7. 注意…一般の行動において注意を喚起するため

8. 指示…一般の行動において指示に基づく行為を強制するため

 

○図記号の使用について3段階の推奨度区分を設定した。

推奨度A

・安全性及び緊急性に関わるもの

・多数のユーザーにとって重要なもの

・移動制約者へのサービスに関わるもの

※図形を変形しないで用いることを、強く要請する。

推奨度B

・多数の利用者が通常の行動や操作をする上で、図記号の概念及び図形を統一することによって利便性が高まると期待されるもの

※図形を変形しないで用いることを推奨する。

推奨度C

・多数の利用者が通常の行動や操作をする上で、図記号の概念を統一することが必要なもの

※基本的な概念を変えない範囲で、適宜図形を変形して用いることができる。

 

○標準案内用図記号の特徴

■幅広い利用者にとって、見やすく、わかりやすい図形であること

■図形間に整合性があり、スタイル上の統一がとれていること

■審美性において、国際的にも評価される水準にあること

 

 

 

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