日本財団 図書館


マニュアル

 

マニュアルの見方

 

マニュアルでは、一つの整備項目について、次の構成により基準等(「基準」、「推奨」、基準等の解説)を見開きで解説しています。設計者の分かり易い手引となるように、右側のページでは基準等に沿った整備例を紹介しています。

設計にあたっては、旅客船の大きさや旅客定員などの諸条件を考慮し、基準等を組み合わせるなど、「移動の利便性及び安全性の向上の促進を図り、もって公共の福祉の増進に資する」という交通バリアフリー法の目的に沿った整備を工夫して下さい。

 

<マニュアルの構成>

●整備項目

整備の対象となる設備および箇所を表しています。

 

●基本的な考え方

整備項目について、基本的な考え方を簡潔にまとめてあります。

 

●「基準」及び「推奨」

◆「基準」:

ここに記載する「基準」は、交通バリアフリー法第4条第1項の規定に基づき定められた「移動円滑化のために必要な旅客施設及び車両等の構造及び設備に関する基準(以下「バリアフリー基準」という。)」のうち、第3章第4節に規定する船舶に関する事項について、本書を使用する方々の理解を深めるため、便宜的に、バリアフリー基準中の用語を解説するとともにバリアフリー基準条文を分かり易く並び替え書き下したものです。

したがって、「基準」は、交通バリアフリー法に基づいて旅客船をバリアフリー化する際に求められる、いわゆるミニマムリクワイアメント(最低基準)とも言えるもので、整備の際に義務となるものとして位置付けています。

◆「推奨」:

上記「基準」には整備に際して設計の自由度を高めるためにそれぞれのバリアフリー設備に求められる機能を要件化した性能基準が多く含まれています。このため、実際に設計する際にこれらの性能基準への適合性に関する判断を支援する観点から、配慮すべき事項、参考とすべき構造・寸法等の例を示した標準的仕様を黒文字により記載しました。

また、上記「基準」を超えて、より進んだバリアフリーを目指した整備を行う際に期待される水準のものを青文字により記載しました。

 

●基準等の解説

整備項目毎の「基準」及び「推奨」に関して説明しています。

 

●図・イラストによる解説

「基準」及び「推奨」に沿った整備例を図やイラストを使って分かり易く解説しています。また、図・イラストによる解説中の寸法については、標準的仕様を黒色数字により、より進んだバリアフリーを目指した整備については青色数字により、レベルに応じて表記を区別しております。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION