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図3-4-2-9 ドックランドライトレールのホームと乗降口

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図3-4-2-10 DLRの駅のエレベーター

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図3-4-2-11 DLRの車内

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d. トラム(クロイドン・トラムリンク:Croydon Tramlink)

1952年にいったん廃止されたトラムが、多くの利点があることが認識され、現在、復権してきている。ロンドン南部のクロイドン地区で運行を開始した、新しいLRTシステムは高齢者・障害者および子供連れの家族等が利用しやすい完全なアクセシブル設計である。トラムの利点は建設費の安さだけではない。特に、環境面、渋滞解消等の配慮から公共交通の優位性が各国でも議論されているが、このトラムも自動車利用の抑制を視野においたPRを行っている(図3-4-2-12)。車両はボンバーディア社製で、後述するストックホルムのライトレールと同じメーカーである。沿線の主要駅では地下鉄、通勤鉄道、バスとの連絡が考慮され、ロンドンの南部を効果的にネットワークしている(図3-4-2-12)。

 

 

 

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