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略語等の解説

アルファベット順

 

A

Accessible、Accessibility (アクセシブル、アクセシビリティ):意味は「近づきやすい」、名詞形は「近づきやすさ」、「近づきやすいこと」。具体的には、車いす使用者などが公共交通の乗り場に行く事ができ、乗降できることである。一語で示せる適当な日本語がないため、本書ではすべてカタカナ表記している。

 

C

Community Transport (コミュニティ・トランスポート):英国で地域の住民、自治体等により運営されているバスやバンなどの車両を用いた交通システム。地域のニーズに基づいて計画され、零細な事業者やNPO的な組織が地域の足を確保するために運行する。住民がドライバーをしている場合もしばしばある。自動車を所有できない層などにとっては生活上、欠く事のできない交通手段である。また、交通不便な過疎地域や、通勤、通学、ショッピングセンターへの定期運行なども実施する。

CTA (シー・ティー・エイ):Community Transport Associationマンチェスターに本部を置く、全英規模のコミュニティ・トランスポートの組織。コミュニティ・トランスポートの立上げ、運営を支援するNPO。CTを運営する人たちへのアドバイス、情報提供、ドライバートレーニングなどを提供。年に一度大規模な全国大会を開催する。財源の多くは運輸省から得ている。アメリカにもCTAA (Community Transportation Association of America)があり、情報交流などを行っている。

 

D

DDA (ディー・ディー・エイ):Disability Discrimination Actイギリスの障害者差別(禁止)法で1995年に制定。DDAは雇用、商品・サービスの提供、土地や商品の購入及び賃借に関係することで障害者を差別することを禁止したもの。

DETR (ディー・イー・ティー・アール):Department of Environment, Transport and the Regions英国環境・交通・自治省。わが国で言う運輸省(現国土交通省)の役割も持つ。

DPTAC (ディプタック):Disabled Persons Transport Advisory Committee高齢者、障害者の交通の利用に関する問題を扱う運輸省の諮問機関。バスなどのデザインについて、具体的なアクセシビリティ仕様を示している。

DSB:Danske Statsbanerデンマーク国鉄。貨物部門に続いて、旅客鉄道部門でも2000年から一部で業務の民間委託が進められている。ハンディキャップ輸送法により、コペンハーゲン都市圏以外の地域でのSTSである、ハンディキャップ・サービスの実施事業体でもある。

 

 

 

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