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事業報告

エコロジー部門

 

公共交通ターミナルのやさしさ評価

調査員募集の案内

 

鉄道駅をはじめとする公共交通ターミナル等においては、高齢者・障害者を始め、妊産婦、乳幼児連れ、怪我人、重い荷物を持った人等、移動に制約を有する人々の快適で円滑な移動を図るための取り組みを行うことは喫緊の課題であります。

そこで当財団では、平成11年度より、バリアフリー対策の水準の高い駅を増やしていくことを目指し、明確な指標にもとづく評価を行い、問題点を明確化し、効果的かつ効率的なバリアフリー対策の推進につなげるため、「公共交通夕一ミナルのやさしさ評価委員会」を設置し、評価事業を実施しております。

平成12年度は、大都市の夕一ミナル駅、都市の乗換駅、先進的な取り組みを行っている駅など別に掲げる9駅について、利用者ニーズの的確な反映を目的として、一般の方々から調査員を募集し評価を行います。なお、現在インターネット(当財団ホームページ)で募集中。

■評価員の募集

評価対象となる駅をよく知っている移動に制約ある人に、評価員として参加いただけるよう募集を行います。募集に際しては評価員が特定の移動制約者に偏らないよう高齢者、肢体不自由(車いす使用、非使用)、視覚障害者、聴覚障害者、内部障害者に分け、各移動制約者最低1名参加いただけるようにします。

○募集人員 1駅=5〜7名

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■調査の対象駅とスケジュール・・・

平成12年度は、地方中核都市のターミナルや乗降客数上位の駅を中心に、バリアフリーの先進的な駅から9駅を対象としています。

○調査時間は午前9時30分から午後4時30分の予定です。

○交通費等

手当てはありません。交通費は実費を支給致します。

○応募の方法、ご質問は当財団にお問い合わせください。

○評価結果の公表

報道機関またはインターネットにより、公表します。

 

1 「都市における車との新しい付き合い方」講演会を開催しました。

自動車共同利用システムに関する調査研究

 

当財団では今年度、自動車共同利用システムに関する調査研究事業を実施しており、委員会ならびにその下に研究会を設置して、欧州各地で増加しつつあるカーシェアリング(自動車共同利用システム)のわが国での展開可能性について検討しています。

そこでこの7月18日、千代田区麹町の弘済会館においてドイツフライブルク市のカーシェアリング組合の創始者であるマティアスマルティンリュプケ氏を招いて、研究会主催による公開講演会を開催し、ドイツでの普及の背景、運営ノウハウ等についてお話しいただきました。

(委員長:太田勝敏 東京大学大学院教授)

 

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講演中のリュプケ氏

 

 

 

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