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交通バリアフリーの実現を考える集いを開催

会場満員、交通バリアフリーへの関心の高さを実感

 

運輸省をはじめとして政府が国会に提出している交通バリアフリー法案が成立し、実現させるために、高齢者や障害者及び交通機関を利用する人などが、意見を交換し、交通バリアフリーの必要性を喚起することを目的として、「交通バリアフリーの実現を考える集い」と題したシンポジウムを開催しました。

当日は、二階運輸大臣をはじめとする交通バリアフリーの実現に取り組んでいらっしゃる方々、高齢者・障害者団体の方々に、交通バリアフリーの必要性、期待についてご意見を頂きました。

 

開催日:平成12年3月28日(火)

場所:日生日比谷ビル「国際ホール」

プログラム:主催者挨拶 金丸純一 交通エコロジー・モビリティ財団理事長

大臣挨拶 二階俊博 運輸大臣

スピーチ 三星昭宏 近畿大学理工学部土木工学科教授

松尾栄 日本身体障害者団体連合会会長

安間謙臣 東京都都市計画局次長

村谷昌弘 日本盲人会連合会長

犬伏由利子 消費科学連合会副会長

河合洋祐 全日本聾唖連盟副理事長

ロレイン・ラインボールド 比較文化研究家・子供地球基金副代表

妻屋明 全国脊髄損傷者連合会会長

見坊和雄 全国老人クラブ連合会副会長

赤瀬達三 黎デザイン総合計画研究所代表取締役

清水喜由 救急ヘリ病院ネットワーク理事

白石真澄 ニッセイ基礎研究所主任研究員

 

600人強を収容可能な会場であるにもかかわらず、席に座れない方々が多数いらっしゃり、交通バリアフリーへの関心の高さを改めて実感させられました。全国脊髄損傷者連合会会長妻屋明氏からは「身体に重い障害があるという理由で、本当に不自由な社会生活を強いられてきました。障害者が自立した社会生活を送るためには、公共交通機関を自由に利用できることが第一に必要であり、このバリアフリー法の施行によって、今後障害者や高齢者の社会参加がより一層進むことを期待します。」というご意見を頂きました。

 

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二階運輸大臣のスピーチ

 

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会場風景

 

 

 

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