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その他

1] 電車やバスに乗る場合は、ドアの右側から乗り、車体に軽く触れさせて誘導してください。

2] エスカレーターに乗る場合、手すりにつかまらせ、終わりになる少し手前に、声をかけてください。並んで乗れない場合は、介助者が先に乗ります。エスカレーターに乗れない方もいますので、その際は階段を利用してください。

3] 室内に入る場合は、介助者がドアを開け、先に入ります。その際、前後に開くドアは大変危険ですので、まず介助者が開け、それを相手にバトンタッチするようにして入り、ドアを閉めるようにしてください。

4] 介助中、利用者から離れる場合は必ず声をかけ、その理由を説明してから離れてください。

5] 異性の利用者をトイレに案内する場合は、トイレに入る周囲の方に依頼し、中を誘導してもらってください。同性の利用者を誘導する際は、便器の向きや紙の位置、水洗ボタンやハンドルの位置を教えてください。

6] 後ろから押す、白杖を握る、黙って手をかえる、の3点は厳禁です。視覚障害者は周囲の状況がわかりませんので、例えそれが善意であっても不安、危険、恐怖を感じます。くれぐれも以上の3点は留意してください。

7] 各種の支払い等で利用者のお金を預かる場合は、いくら預かり、釣り銭はいくらかということを知らせてください。

8] 道路交通法で、視覚障害者が歩行をする場合は白杖を持つことになっています。白杖を持っていないで交通事故にあった場合は不利になりますので、白杖を持っていない場合は持つように言って下さい。

 

 

 

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