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表情が読み取りにくいような状況、たとえば券売機横の窓口から声をかけたり、マスクをしていたり、お客さまにとって逆光の状態で話すことなどは避けます。

 

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会話は表情が見やすい場所で。

 

こちらの言っていることがうまく伝わらない場合があります。

→「分からなかったら遠慮せず聞き返して下さい」など声をかければ、お客さまはリラックスして話すことができます。

 

2] 補聴器、口話によるコミュニケーション

聴覚に障害のあるお客さまの中には、補聴器で聞き取ることができる人、唇の動きを見て会話できる人もいます。はっきりと話すことは大切ですが、おおげさに口をあけたり、極端にゆっくり話したりするとかえってわかりにくくなります。

 

補聴器は万能?

通常の話し方であれば通じますが、まだ補聴器に慣れていない方、あくまでも補助的に補聴器を使用している方など、十分に音声を聞き取れないことがあります。また、右のような条件で聞こえにくいことがあります。

 

1] 複数の人と会話する場合

2] 講演会や芝居など、話し手が遠い場合

3] 騒がしいところでの会話(駅構内など人が大勢あつまる所、テレビのついている場所、車内放送や音楽の流れている場所など)

4] 早口の人との会話など

 

3] 言い方を変えてみる工夫

繰り返し説明してもお客さまに理解してもらえない時は、言い方を変えてみる工夫も必要です。

→「各駅停車が先に発車しますが、途中で急行列車に追い越されます。急行のほうが5分速く到着します。」

理解が得られない場合

→「次の急行に乗れば各駅停車より5分速く到着します。」

「急行が先に着きます」など。

 

 

 

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