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(1) 初めて会った時の接し方

どんな困難がありますか?

● 移動が円滑に行えない、トイレが使用できない等の問題があるため、外出時の負担が大きく、外出を躊躇する人もいます。

● 階段、段差だけでなく、極端な人混み、狭い通路、急なスロープ、通路の傾斜などの通過も困難です。

● 車いすのお客さまは、視点が常に低い位置にあります。高い位置にあるものが見づらかったり、手が届かないことがあります。例えば切符の購入などで不便を感じています。また、座面が低いために人混みでは周囲の人のバッグなどが顔にあたることがあります。

● 肢体が不自由で杖歩行をしているお客さま、高齢のお客さまは、短い距離の移動でも疲労を感じます。ベンチなど休憩する場所が見つけられず不便を感じています。

 

介助の申し出があったときは、速やかに応対します。

何か困っている様子のときは、まずお客さまに声をかけ、介助が必要かどうか尋ねます。

車いすを使用しているお客さまには、腰をかがめるなどして、お客さまの目の高さに合わせて対応します。威圧感が減りコミュニケーションが図りやすくなります。

 

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→「何かお困りですか?」

「何かお手伝いすることはありますか?」

 

 

 

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