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・ また、本案の場合、既設の駅ホームで主流となっている30cm幅の点ブロックに線状突起1本を付加することでブロック幅の実質的拡張を行い、点状突起と線状突起部を合わせて検知性の向上が確保できれば、事業者にとっても即効的な対策となることが期待される。

・ したがって、線状突起の付加によるブロック自体の検知性向上と、内・外方の検知性向上の双方が満足されるのであれば、既設駅のブロック幅に線状突起を加えたケースが実験検討の基本条件となる。

・ なお、線状突起の形状(長さ、幅、高さ等)や警告ブロックと線状突起の間隔等については、それ自体が重要な要因となることが考えられるので、実験に先立って十分な予備的検討を行う必要がある。

 

5.2 その他、駅ホーム上のブロック敷設方法の一元化に向けた検討

柱などによってホーム縁端部への警告ブロックの直線的敷設が困難な場所や、ホーム端の狭隘部等など、ブロック敷設方法の一元化に向けた調査・実験を行い、検討する。

 

5.3 最終報告書の作成

一連の研究成果のとりまとめを行い、駅ホームへのブロック敷設方法の一元化に関する報告書を作成する。

 

 

 

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