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図3 燃焼源の配置

 

(7) バーナーは、バーナー口を試料前面から約75mm離して設置する。

4 試料の取付け

(1) ケーブルを約2.4mに切断し、ケーブル6条をトレイの中央部にケーブル外径の1/2の間隔をもって1列に配列する(図1参照)。

(2) ケーブルは、ケーブルトレイに所定の間隔が得られるように適当なバインド線で固定する。

5 試験方法

(1) バーナーの炎を所定の条件に調整した後、ケーブルの所定の位置に当て、20分間燃焼を続ける。

(2) 20分経過後バーナーの燃焼を停止し、試料の燃焼が自然に停止するまで放置する。

(3) 燃焼によるケーブルの被害が試料の最上端まで達していないかどうか調べる。この場合においては、ケーブルのシース及び各線心について被害状況を調査するものとする。

6 判定基準

ケーブルが試料の最上端まで燃焼していないこと。

(解説)

(1) A級仕切り、B級仕切り及びC級仕切り

(a) A級仕切りとは、次に掲げる要件に適合する隔壁又は甲板で形成する仕切りをいう。

(i) 鋼又は鋼と同等の材料を用いたものであること。

(ii) 適当に補強されたものであること。

(iii) 不燃性材料で防熱が施されたものであること。

(iv) 60分の標準火災試験が終わるまで煙及び炎の通過を阻止することができるものであること。

(b) B級仕切りとは、次に掲げる要件に適合する隔壁、甲板、天井張り又は内張りで形成する仕切りをいう。

 

 

 

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