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4] 電源スイッチ

本体電源部の主スイッチを投入し、当該機器の電源スイッチを「入り」にすれば速やかに起動し、表示灯が正常に表示されることを確認する。

5] 受信状態の確認

受信したい海岸地球局からのメッセージが良好に受信され、必要なメッセージの選択ができ、かつ、良好に印字することを確認する。

6] プリンタの確認

プリンタに記録紙が正しく設定されていることを確認する。

7] 位置情報及び海域コードの入力の確認

自船位置情報及び海域コードの入力ができることを、手動又は自動でできることを確認する。

8] 送信出力の確認

送信周波数は周波数測定器で、送信電力は空中線電力計を用いて測定すること。

 

(i) 狭帯域直接印刷電信装置

GMDSSにおける狭帯域直接印刷電信装置は、海上安全情報(Maritime Safety Information) の受信と、遭難通信及び一般通信に利用される。海上安全情報の受信装置としての仕様は国内ではまだ省令化されていないので、ここでは後者のものについて規定する。

この場合、プリンタ部を除けば、通常この装置は送信機及び受信機の端末機器と考えられるので、送信機や受信機に組み込まれている場合もあるが、単独装置の場合は、一般的に次の順序で点検をすすめながら動作を確認していく。

1] 電源

各種の電圧にマッチさせるための調整スイッチがある場合は、電源電圧にあっていることを確認し、必要があれば調整する。

2] コネクタ類の接続状況

各機器間の接続コネクタ等が確実に接続されていることを確認する。

3] 自局識別信号

主管庁より指定される自局の識別番号を確認する。その他、初期立ち上がりに必要な種々の設定を行う。

 

 

 

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