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(c) VHFデジタル選択呼出装置

1] 遭難信号誤発信の防止

誤って遭難信号の送信を開始した場合にすばやくキャンセルできるよう、機器の操作方法及びその手順について完全に理解しておくこと。

2] 空中線系

空中線の取付け状態、防水接続箱等の防水工事の仕上がり状態、空中線コネクタの締付け状態等を確認する。

3] 電源電圧の確認

主電源及び補助(代替)電源の電圧を、VHFデジタル選択呼出装置の供給端子で、テスターを用いて確認する。

4] 電源スイッチ

本体電源部の主スイッチを投入し、当該機器の電源スイッチを「入り」すれば速やかに起動し、チャンネル表示その他の表示灯が正常に表示されることを確認する。

5] スピーカー音による受信部の動作状態

受信音や雑音の音量が正常であることを確認する。

6] 制御器の動作

遠隔制御機器が装備されている場合は、これらの制御機器においても前記の4]、5]の確認を行い、制御器間の優先順位についても確認を行う。

7] 送信出力の確認

送信周波数は周波数測定器で、送信電力は空中線電力計を用いて測定すること。

 

(d) VHFデジタル選択呼出聴守装置

1] 空中線系

空中線の取付け状態、防水接続箱の防水工事の仕上がり状態、空中線コネクタの締付け状態等を確認する。

2] 電源電圧の確認

主電源及び代替電源(代替電源からも給電される場合)の電圧を、VHF選択呼出聴守装置の供給端子で、テスターを用いて確認する。

3] 電源スイッチ

本体電源部の主スイッチを投入し、当該機器の電源スイッチを「入り」にすれば速やかに起動し、表示灯が正常に表示されることを確認する。

 

 

 

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