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(2) FECモード通信

FECは次の3つのモードが使用される。

○CFEC(一斉放送)モード

受信局が1局以上の場合

信号の流れ:同期信号→メッセージ

メッセージ送信:各文字が一定の間隔で2度送信される。

受信局が出力するエラー・コード:星印(※)コードが印字される。

○SFEC(選択放送)モード

受信局が1局のみ

信号の流れ:同期信号→SELCAL番号→メッセージ

タイムダイバーシティによるメッセージ送信:各文字が一定間隔で2度送信される。

受信局が受信するエラー・コード:星印(※)コードが印字される。

○GFEC(グループ放送)モード

1つのグループの受信局

信号の流れ:同期信号→グループ番号→メッセージ

タイムダイバーシティによるメッセージ送信:各文字が一定間隔で2度送信される。

受信局が受信するエラー・コード:星印(※)コードが印字される。

送信の方法としては図2・16「FEC方式における送信タイミング」に示すように、 280ミリ秒のタイムダイバーシティを持たせ、信号を2回交互に送信し、受信局では受信された符号の内、誤りなく検出された文字を印字し、2回共誤って受信された場合は誤りのマーク(アスタリスク)を印字する。

 

052-1.gif

図2・16 FEC方式における送信タイミング

 

 

 

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