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C2=04は図2・13(c)のような矩形海域の緊急通信と航行警報で、C3は12文字で例えば12S124E15010は、12°S、 124°Eから北へ15°、東へ10°の矩形海域が指定される。C2=13は図2・13(a)のようなNAVAREAあての沿岸警報で、C3は4文字X1、X2、B1、B2で、X1、X2はNAVAREAの番号(図2・12)、B1は送信局の識別符号、B2はナブテックスと同様なメッセージの種類の識別符号である。C2=14は図2・13(b)の円形海域指定の陸から船への遭難警報で、C3は10文字、例えば、56N034WO10の最初の7桁で円の中心の緯度と経度を、終りの3桁は円の半径(010は10°)を表している。C4は同じ情報を繰返して放送する回数とその時間を示す2文字の数字である。01、11、61〜67、70、71は3回までの繰返しを表し、01は1回限りの放送、11は1回放送の後、6分後に再放送(これをエコーという)で、61〜67は順次1、2、3、4、12、 24時間後に再放送、70と71はそれぞれ12時間と24時間置きの3回の放送を示している。そのほかの数字はメッセージの提供者が中止の申出まで繰返す放送で、1桁目の1〜5は倍数符号で、2桁目の示す時間の数字倍を示している。2桁目の2、4、6、8は、それぞれ1、6、12、24時間ごとの繰返しを、3、5、7、9は、それぞれその前の数字のエコー付きを示している。したがって、C4=37は12×3=36時間ごとと、その6分後のエコーの放送を示している。C5は表示符号で、パリティの有無も示している。

C5=00は普通の英数字印字での放送であり、C5=01は複数パリティ付きの片仮名印字の放送である。

 

 

 

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