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内部発生雑音Neは(4・19)式と(4・22)式から

Ne=NiG (NF−1)   (4・23)

となる。内部発生雑音がない回路を理想回路と呼び、(4・23)式から

NF=1 のとき Ne=0   (4・24)

なる。常温の受信機の電子デバイスはNFが約10なので(4・23)式から雑音は利得が9倍されて出力に現れることが分かる。微小電力を検出する宇宙通信や電波天文等ではデバイスの温度を下げてNFを1に近づける対策が採られている。

 

4・8 電磁両立性(EMC)

4・8・1 EMCとはなにか?

テレビ、ラジオ、レーダ等は電波を利用する機器であるが、蛍光灯、コンピュータ、電動機、テープレコーダ等の電波を利用しない機器からも電波が放射されている。我々は無数の電波が飛び交わる環境のなかで暮らしているのでお互いに妨害電波を発射しない注意が必要である。また、ある程度の妨害電波に耐えられる電子機器を製作する必要もある。

IECの定義による電磁両立性、Electro Magnetic Compatibility (EMC)は「許容できないような電磁妨害波を、いかなるものに対しても与えず、かつ、その電磁環境において満足に機能するための機器・装置又はシステムの態力」としている。

図4・20にEMCの槻念を示す。EMCを研究する学問領域を環境電磁工学と呼ぶ。

 

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図4・20 EMCの概念と環境電磁工学

 

 

 

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