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図2・13に示すスーパーヘテロダイン方式受信機が一般に用いられている。

 

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図2・13 スーパーヘテロダイン受信機の構成

 

空中線からの入力電波は高周波増幅されてから周波数混合器(ミキサー又は第1検波器ともいう)において第1局部発信機からの局部発振周波数と混合されて、その差の周波数成分(中間周波数成分)が取り出されて、中間周波数増幅されてから更に第2検波器で信号成分を復調して出力を得る方式である。入力の高周波を一度低い中間周波数に変換して増幅してから信号を復調できるので高性能な受信機が実現できる。

第2局部発信器は音声を含まないモールス信号(A1電波という)を受信するときに使用する回路でモールス信号を音として耳で聴き取るための回路である。

 

2・3 デジタル回路

2・3・1 パルス変調とシフトキーイング変調―PAM、PWM/PDM、PPM、PCM、ASK、FSK、PSK

連続的な搬送波の代わりに幅の狭いパルス波を信号で変調すると図2・14に示すパルス変調波となる。

 

 

 

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