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(問2) 受信機のマイクロ波ダイオードに対する保護対策が必要である。

1) 2台の空中線を、お互いの電波によって焼損しないように放射角を避けて配置する。

2) 焼損防止回路を入れる。

 

(問3)

*直線部1mにつき0.1(dB)

これが15mあるので合計1.5(dB)

*ベンド1コについて0.15(dB)

これが3コあるので合計0.45(dB)

*ツイストは1コで0.3(dB)

従って1.5(dB)+0.45(dB)+0.3(dB)=2.25(dB)

で合計2.25(dB)となるが、レーダーの場合は電波はここを往復するので2.25(dB)×2=4.5(dB)の減衰となる。

 

第3章

 

(問1)

(1) 空中線部をプラットフォームに積み込むときには、空中線の各部に傷をつけないように、また、衝撃を与えないように注意すること。

(2) 空中線ペデスタルの取付方向は、電波ふく射器が船首方向を向いたときに、船首輝線用のマイクロスイッチの調整のやりやすい方向を、駆動モーターが水平に取り付けられているときには、モーター軸がキールラインと平行になる方向を、また、水防栓口が船尾を向くような方向を選ぶこと。

*駆動モーター軸は、キールラインに平行な方向に設置した方が寿命の点から好ましい。また、水防栓口は船尾方向に向けた方が雨水の浸入に対して有効である。

(3) 空中線部へのケーブルは1(m)〜1.3(m)間隔でクランプし、ケーブルの導入部では栓口の近くでクランプして、不必要にケーブルを余らさないこと。空中線部は、船体の中で最も振動の激しいところに属するので、ケーブルのクランプは確実に行う必要がある。

ケーブル導入部も余分なケーブルがあると、長期にわたる船の振動でケーブルが疲労し、硬化して切断したり、切断しなくても絶縁層に亀裂を生じ、漏電の原因になったりする。

 

 

 

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