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2] CPAとTCPA

3] 目標物の真針路と真速力

の組合せを含む2以上の情報が、数字又は文字で、明りょうに同時に表示されることを確認する。

(h) 追尾中の物標の移動予測に用いる時間が調整でき、かつ、その時間が数字で表示されることを確認すること。【時間調整ができるものについては、その時間が数字で表示されること】

ベクトル長さの時間調整を最大、最小及びその中間に設置し、それぞれについて時間の表示が変わることを確認する。

(i) 自動衝突予防援助装置から得られる情報(以下「衝突予防情報」という。)とレーダーエコーの輝度はそれぞれ独立に調整でき、かつ、衝突予防情報の表示は、3秒以内に消去【一時消去】することができること。

(j) 追尾中の物標が消失した場合に、その消失物標の消失位置が明示されることを確認すること。

(k) 追尾中の物標に係るベクトル及びARPA情報の表示の更新が3分以内であることを確認すること。

(l) 真方位及び進路方位(ノースアップ及びコースアップ)による表示ができ、かつ、それぞれの機能に異常がないことを確認すること。

(m) ガードリングが設定でき、かつ、その設定範囲が表示されることを確認すること。

イ. 固定ガードリングが設定できるものでは、スイッチ等を操作してガードリングが操作説明書どおりの範囲に設定され、かつ、固定ガードリングを使用中であることの表示がなされることを確認する。

ロ. 可変のものでは、適当な位置にガードリングを設定し、これが操作説明書の範囲で設定でき、かつ、使用中の表示がなされることを確認する。

(n) 昼間において直射日光が当たらない状態で衝突予防情報の表示が明確に観察できることを確認すること。

注:直接日光が当たる場合に適当に遮へいを設けてもよいが、普通の明るさの昼間、2人以上の観測者によって明りょうに観察できることを確認する。

(o) 操作中に不必要な情報の表示がある場合には、その表示が消去できることを確認すること。

(5) 警報機能

警報装置には、作動試験のための回路があること、及び、次の場合に可視可聴の警報が速やかに発せられることを確認すること。

 

 

 

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