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図5・3 真方位装置の構成

 

5・2 真運動装置〔トルーモーション(True Motion)装置〕

通常、レーダーは、単に物標までの距離と方位を測定する方式である。したがって、図5・4に示すように自船が停止していて他船が移動している場合にはCRT上の自船を中心にして他船の物標が動いているので、それぞれの速度や方位を知ることができる。しかし、自船が動いている場合はCRT上で周囲の物標の位置が一走査ごとに変化し、他船の方位や針路は自船との相対関係でしか分からない。そこで、これを自船の針路方向と速度に従って掃引線の起点の位置を変化させることによって解決することができる。すなわち、掃引線の起点や陸地やその他の固定物標が常に一定の所にあるように変化させておくと、掃引線の起点の位置の変化は自船の針路を現す一本の線として残り、また、他の移動物標も線として軌跡が現されて、その動きの方向を知ることができる。

 

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図5・4 中心が固定して動かない(自船は停止中)

 

 

 

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