日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 産業 > 運輸.交通 > 成果物情報

通信講習用 船舶電気装備技術講座[機器保守整備編](レーダー)

 事業名 船舶の電気装備に関する技術指導
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


第3章 レーダー用の特殊電子管・半導体及びマイクロ波伝送回路

 

最近のレーダーの電子回路はそのほとんどが固体化され、基礎理論編に示す半導体や集積回路が使用されているが、一部では、なお特殊な電子管が使用されている。しかし、これらの電子管の一部も次第に半導体化されていく傾向がみられている。この章では、これらの特殊な電子管と、その半導体化の動向及びマイクロ波伝送回路について述べる。

 

3・1 マグネトロン(磁電管)

船舶用のレーダーの送信は、ほとんどがマグネトロン(磁電管)と呼ばれる特殊な真空管で作られたマイクロ波によっている。マグネトロンは、その名のように磁気の効果を利用した真空管である。

 

026-1.gif

図3・1 マグネトロンの原理と電子の動き

 

いま、図3・1(a)のような、同心になっている円筒形の二極真空管(電極が二つある真空管)に、図に示すような方向に磁界を掛けたときを考えてみる。同心電極の中心は陰極で、ヒーターで加熱されて、熱電子を放出するようになっていて、陽極には陰極との間に直流の正の電圧が掛かっているとする。いま、この真空管に磁界が掛かっていないとすると、陰極から放出された電子は、両電極の間に掛かっている電圧(電界)によって加速され、直進して陽極に達し、このため、陽極から陰極に電流が流れて、整流や検波作用が行われる。このような両電極の間に一定で、かつ、均等な磁界を掛けると、放出された電子は磁界の作用で図3・1の(b)に示すように曲げられて陽極に向かう。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
367位
(34,899成果物中)

成果物アクセス数
31,668

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2022年8月6日

関連する他の成果物

1.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気装備概論編](初級)
2.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気機器編](初級)
3.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気工学の基礎編](初級)
4.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気計算編](中級)
5.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気装備技術基準編](中級)
6.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気艤装設計編](中級)
7.通信講習用 船舶電気装備技術講座[試験検査編](中級)
8.通信講習用 船舶電気装備技術講座[基礎理論編](レーダー)
9.通信講習用 船舶電気装備技術講座[装備艤装工事編](レーダー)
10.船舶電気装備技術講座[基礎理論編](GMDSS)
11.船舶電気装備技術講座[艤装工事及び保守整備編](GMDSS)
12.船舶電気装備資格者名簿
13.船舶設備関係法令及び規則[資格更新研修テキスト(強電用)]
14.船舶設備関係法令及び規則[資格更新研修テキスト(弱電用)]
15.通信講習用 船舶電気装備技術講座[電気艤装工事編](初級)
16.船舶電気装備技術講座[法規編](GMDSS)
17.医療機器整備に関する概要
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から