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衛星の軌道面は必ず地球の中心を含んでいなければならず、静止して見えるためには必ず赤道上になければならない。そして地球の自転と同じ角速度で周回するためには、衛星の軌道半径は地球の中心から約42,000Kmでなし畑ばならず、地球の赤道半径は約6,380Kmであるから、地上からの高さは約36,000Kmとなるこの高さ以外の衛星は地球上から見れば必ず移動して見えるので、いわゆる移動衛星ということになる。この移動衛星には軌道面が地球の自転軸を含む(北極と南極の上を通る。)極軌道衛星と、非極軌道衛星とがある。

GMDSSで利用される人工衛星には、次のようなものがある。

1] 406MHz-EPIRBで利用されるコスパス・サーサット極軌道衛星

(地上高さ約1,000Km、周期約100分) 図7・7のA

2] インマルサット通信やL band-EPIRBに利用されるインマルサット静止衛星

(地上高さ約36,000Km、周期24時間) 図7・7のB

 

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図7・7 人工衛星の軌道の種類

 

3] GPSに利用されるナブスター非極軌道衛星(地上高さ約20,000Km、周期約12時間) 図7・7のC

 

 

 

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