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表2・13 実負荷温度試験法

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注 ※温度上昇値が一定となったと認められるためには1時間当りの温度上昇の変化が1℃以内であることが必要である。

※※誘導機各部の温度が冷媒温度とほぼ一致すると認められるには冷媒温度との差が±5℃以内であることが必要である。

 

(2) 等価負荷法

(a) 一次重畳法図2.42に示すように接続して、主電源AG1で定格電圧・定格周波数を被試験電動機に印加し無負荷運転を行い、主電源と約20%程度差を持つ周波数を発生する電源AG2を変圧器を介して回路に直列にそう入し、AG2の電圧・周波数を調整して電動機に流入する電流を全負荷電流に合せる。重畳電圧V2を被試験機のインピーダンス電圧近くにするとほぼ全負荷電流が流れる。補助電源AG2の相回転は主電源と同一方向に選ぶこと。この試験法は大容量のもの、形状の特殊のものとか実負荷をかけがたい機種に対しても、単独運転でき便利であるが、特別な電源設備を要するのが欠点である。

 

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図2・43 一次重畳法結線図

 

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図2・44 二次重畳法結線図

 

 

 

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