電動機の負荷のとり方は、2・3・7(2)を参照のこと。定格負荷に合わせ、その状態で外部電源及び界磁電流を一定に保ち、発電機の場合と同じく、いったん負荷を増加し、回転速度の測定を行いながら無負荷に至らしめる。負荷電流に対し回転速度をプロットすれば図2・33のような特性が得られる。
一般にA1のような曲線が分巻電動機の速度特性であるが、電機子回路抵抗が非常に大きいときはA2、電機子反作用が非常に大きいときはA3のような曲線となる。回転方向が一方向に指定されているときは、中性点の移動で多少は速度特性の調整を行うことができる。