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ebは次の値による

炭素ブラシ eb=1.0V(各ブラシ)

金属黒鉛ブラシ eb=0.3V(各ブラシ)

(f) Ws;漂遊負荷損(W)

測定困難なため次の値が使われる。

補償巻線なし直流機では基準出力の1%

補償巻線付の直流機では基準出力の0.5%

基準出力とは、一定速度のとき、最大定格電流、最高定格電圧における出力とする。

電圧による速度制御のとき、最大定格電流と、損失を求めようとする回転速度におけるその端子電圧とを組合わせた場合の軸出力をとる。

界磁制御の電動機のとき、定格電圧と、最大定格電流とを組み合わせた場合の軸出力をとり、最低速度における場合は上記の値とし、他の速度の場合は表2・10の係数を乗じたものとする。

 

表2・10 漂遊負荷損速度係数

149-1.gif

備考 (1) 速度比とは損失を算定しようとする回転速度と規定速度との比である。

(2) 本表以外の速度比に対する係数は、補間法により求めるものとする。

 

(g) WF;界磁損 I2fRf (W)

ここにIf;界磁電流(A)

Rf;界磁巻線抵抗(基準温度に換算した値)(Ω)

(4) 規約効率の計算例

表2・11及び表2・12に発電機と電動機の計算結果例を示す。

 

 

 

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