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(4) 振動

(5) 外被保護形式

(6) 電源変動

(7) 無線通信及び通話の障害

(8) 外部磁界の影響

(9) じんあい

(10) 電気機器の絶縁距離

(11) かび

(12) 海水ひまつ、酸霧、油霧など

(13) 危険場所

 

2.1.3 設計の手順

設計の手順は、建造契約のあり方、造船所の組織などにより多少の相違はあるがおおむね次による。

(1) 電源の種類、容量及び数量の決定。

(2) 主要電気機器の種類、容量及び数量の決定。

(3) 電圧及び配電方式の決定。

(4) 電気部仕様書の作成。(例参照)

(5) 工事方法の選定。

(6) 主電路の設計。

(7) 各装置の配置及び系統。

(8) 機器及び材料の選定。

(9) 注文仕様書の作成。

 

2.2 電源装置

主電源の種類は、とくに動力装置に可変速のものがある場合、直流が有利であるが、一般には交流を採用する方が経済的であり、機器の保守も容易である。

また、電圧は発電機容量が300kVA以上となれば、動力装置にはAC 440Vを採用する方が経済的に有利である。

電源装置は、一般には原動機としてタービンやディーゼル機関が使用され、場合によっては主機関が原動機とされることもある。

また船舶設備規程によれば外洋航行船、内航ロールオン・ロールオフ旅客船及び国際航海に従事する総トン数500トン以上の漁船には非常電源として蓄電池又は非常発電機を設けなければならない。

 

 

 

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