日本財団 図書館


5.2.4 性能及び構造

電気機器の性能及び構造について必要とする一般共通事項は、小安則第88条の規定による。

 

(性能及び構造)

第88条 電気機械及び電気器具は、その使用目的に応じた十分な性能を有するものでなければならない。ただし、小型船舶の推進、排水その他の安全性に直接関係のない電気機械及び電気器具であると検査機関が認めるものについては、この限りでない。

2 電気機械及び電気器具は、通常の使用に際して、取扱者に危険を与えない構造のものでなければならない。

3 水滴、油、ビルジ等の落下、はねかえり又は浸水のおそれのある場所に設置する電気機械及び電気器具は、正常な機能を妨害されないように保護しなければならない。

4 爆発若しくは引火しやすい物質が発生し、蓄積し、又は貯蔵される場所に設ける電気機械及び電気器具は、爆発性ガスによる爆発の危険のない構造のものとしなければならない。

 

小安則第88条関係(細則)

 

(性能及び構造)

88.1(a) 「その使用目的に応じた十分な性能を有するもの」とは、それぞれ次に適合するものとすること。なお、以下88.1において使用する用語の定義は、設備規程第171条に定めるところによる。

(1) 発電機及び電動機

(i) 負荷試験を行い、温度上昇が、表88.1<1>に掲げる値を超えないものであり、かつ常な振動、有害な火花の発生(整流不良等による)のないもの。

 

表88.1 <1> 発電機及び電動機の温度上昇限度 (度)

222-1.gif

(注)温度測定方法はJIS C 4004の定めるところによる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION