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(c) ホイートストンブリッジ法

 

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図3.29

 

図3.29のような電気回路を作って、被測定抵抗X[Ω]の抵抗を測定するもので、これは、中抵抗測定には精密な測定法である。これが、ホイートストンブリッジ法といわれる所以は、1833年イギリスのS.H.Christieがこの回路を考案し、その後イギリスのC.Wheatstoneが1843年に通信回路の電気抵抗に応用したことから、その名前をとってホイートストンブリッジといっている。

測定方法は既知抵抗a、b、rとし被測定抵抗Xを図3.29の所に挿入し、適当な電源E[v]を加え、S1及びS2スイッチを入れる。そして検流計G (微小電流を検出する鋭敏な測定器)の指針が零の位置になるように調整用抵抗rを細かく調整する。このようにすれば

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が成り立つ。この式により未知の抵抗X[Ω]を知ることができる。

 

注意事項:

電池のスイッチS1を閉じた後に検流計のスイッチS2を閉じること。また、接触点の熱起電力の影響を避けるために電流の方向を換えて2回測定し、その平均を求める方がよい。

(2) 絶縁抵抗測定

船舶の電機機器、ケーブル等の絶縁抵抗を直接読みとるのに直続形絶縁抵抗計(以下、絶縁抵抗計という。)を使用する。これは、オーム×108=メグオーム[MΩ]を測定することから、手回し発電機式はメガ、電池式はオートメガという。

手回し発電機式は、現在ではほとんど使用されていないため本書では、電池式について記述する。

 

 

 

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