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3・7・3 交流回路の場合

瞬時駆動トルクτの一周期問の平均をとればPも同様に一周期間の平均をとる。その結果

Td=(τの周期間の平均)=K×(Pの一周期間の平均)

Td=KP…(3.11)

即ち、交流回路の場合も可動コイルに働く駆動トルクは交流電力に比例するから電力で目盛することができる。

 

3・7・4 接続法

 

204-1.gif

図3.10

 

204-2.gif

したがって、電力計を接続にあたっては十分の注意が必要である。

 

3・8 三相電力計

三相電力計は、後述する2電力計法の原理を基にして製作されたもので、図3.11に示すように、単相電力計の素子を2組を用い、そして可動コイルm1 m2は同一軸に取付けられて指針を動かすようにしてある。接続法は2電力計法と同様である。ただし、注意すべき点は図3.11の上部素子と下部素子との間に磁気的干渉をなくすため鉄板の遮磁装置を施してあることである。

 

 

 

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