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2. Foreword (NK)

ISO (International Organization for Standardization)は各国の標準化機関(ISO加盟機関)の国際的な連盟である。国際標準の整備は通常ISOの技術委員会を通して行なわれる。技術委員会が設立されるテーマに関係のある各加盟機関がその委員会に代表を送る権利がある。ISOと関係の有る国際機関、政府機関、非政府機関もまた規格化に参加する。ISOは、電気技術の標準化に関する全てのことについてthe International Electrotechnical Commission (IEC)と密接に協力している。

技術委員会で受理された国際標準の草案は、採決のため加盟機関に配布される。国際標準規格が発行されるには少なくとも加盟機関の75%の承認が必要である。

国際標準規格ISO10303-226は技術委員会ISO/TC 184、Industrial automation systems and integration、Subcommittee SC4 Industrial dataにより整備された。多くの機関が、様々なプロジェクトを通して、この標準の開発に貢献し、後援してきた。次の貢献が認められている。:

・ShipSTEP:ヨーロッパの工業が財源となったプロジェクト。1994〜1996年まで行なわれた。8つのヨーロッパの企業が造船のApplication Protocolsの開発に寄与した。

・EMSA (European Marine Step Association):European Marine Stepの開発の調整を行なうため1995年に設立された。主なヨーロッパの造船所、船級協会、船舶用ソフトウェアベンダーが入っている。

・NIDDESC II (Navy Industrial Digital Data Exchange Standards Committee):the USA Navy Industrial Digital Data Exchange Standards Committeeは1986年にthe Naval Sea Systems Command (NAVSEA)とthe National Ship building Research Program (NSRP)により協力して行なう試みとして形成され、製品モデルデータに要求される情報収集及び情報交換を行ない、産業界や海軍が期待する利益が国内及び国際的なデータ交換標準に取り入れられることを目的とした。NIDDESCの試みは、一連の製品モデルデータ交換仕様の開発という結果となった。これらの交換の仕様は、1993年のISO TC184 SC4に述べられており、船舶製品モデルデータを形成する一連のISO10303アプリケーションプロトコルに含まれている。

・EDIMAR (Electronic Data Interchange in the European MARitime Industry):EUが資金源となったプロジェクト。1997年から1998年まで進められた。11のヨーロッパの国がAP226の造船面での開発に貢献した。

・AP226EWGs (Expert Working Groups):多くの機関が、アプリケーションの上級者の観点からのAP226EWGsに活発に参加し、貢献してきた。そして、産業界の要求についてコンセンサスが探し求められた。これらのEWGsでは、関する意見について意味有るレベルでのe-mailによる議論が行なわれ、正式なワークショップも開かれた。

・MOSys (Models for Operational Reliability, Integrity and Availability Analysis of Ship Machinary Systems):EUが資金源となったプロジェクト。1997年から2000年11月まで進められた。8のヨーロッパの国がAP226の運航の面での開発に貢献した。

 

 

 

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