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3. Scope (KHI)

ISO10303-227はプロセスプラントの空間構成情報の交換のための、情報要件や必要な統合リソースの使用を規定する。空間構成情報は、プラント配管系の構成要素の空間配置や形状を対象とする。配管系の構成要素にはパイプ、継ぎ手、配管サポート、バルプ、配管内機器、配管内計装品などが含まれる。しかしながら、機器や配管系でないプラントシステムのための形状や空間構成の情報もISO10303-227に含んでいる。空間構成情報は第一にプラントエンジニアリング設計段階のライフサイクルに渡りサポートするものであるが、その下流段階の施工、メンテナンスのライフサイクルにわたっても有用である。

注)

1. Annex.Fのアプリケーション活動モデルはプロセスのグラフィカルな表現やISO10303-227の定義の基礎となる情報の流れを提供している。

2. 図3.1はプロセスプラントの基礎ライフサイクルを表している。物理的な設計のライフサイクルはAP227−プラント設計とラベルのついた枠内(実線)で、下流工程のライフサイクルはAP227とラベルのついた枠内(破線)で示している。

 

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図3.1 Life Cycle Activity Coverage

 

3. 記管系の設計は配管構成要素の要求事項の決定も含む、例えばブロック弁、バイパス弁、ベント、ドレイン、配管内機器、計装タップ、それらの配置方法などである。

 

 

 

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