12. 船楼
船楼端隔壁の寸法を求めてみよう。本船には機関室口を蔽囲する船尾楼の前端壁(4-03-(1))および船首楼の後端隔壁(4-03-(3))があり、該当の条文により板厚が求められる。
(4-03-1])には防撓材の心距による補正(706→550)がある。
隔壁防撓材の断面係数については、機関室口を蔽囲する船尾楼の前端隔壁(4-04-2]-(1))、船首楼の後端隔壁(4-04-2]-(3))により求められ、これに標準高さ1.83mと実高さ1.85mとの比による補正(4-04-3]-(1)-(ロ))、防撓材の標準心距550mmまたは450mmとの比による補正(4-04-3]-(2))がこれに施される。
13. 構造部材寸法計算書(例)(小型鋼船構造基準および鋼船構造規程)
船級：JG沿海
船種：一般貨物船
船船型：一層甲板船首楼、船尾楼付(主機後部)
構造：横肋骨方式、単底構造
全長：36.65m
長さ(垂線間)：33.00m
幅(型)：7.30m
深さ(型)：3.20m
喫水：2.90m
総トン数 約199トン
載荷重量 約400トン
乗組員数 6名
主機：ディーゼル350PS
速力：試運転時最大速力約10ノット
甲板間高さ：船首楼1.85m 船尾楼1.85m 船長室1.85m 操舵室2.00m
