第1章 船舶法
船舶法は、明治32年に制定されたカタカナで書かれている古い法律なので、多少読みずらいとは思われるが、日本船舶の要件、権利、義務等を規定し船舶自体の基本法であるので、あせらず、ゆっくりと読んでいただきたい。
1. 船舶法の沿革及び体系
総トン数とは国際総トン数、純トン数等とともに、国によってオーソライズされるトン数であり、その測り方は船舶のトン数の測度に関する法律(指導書第2章で扱う。)に示されている。
船舶関係法令には、「小型船舶」、「小型船」など類似の表現があり、それぞれ意味するところが異なるので注意を要する。次表のとおり。