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(g) 保守点検が容易にできるように周辺、船体構造物や艤装品間のスペースを確保する。(図1.51)

 

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図1.49

 

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図1.50

 

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図1.51

 

(1.5) 機器取付要領

機器は大形機器、中形機器、小形機器に分類される。これらは機器台を用いて取付けるため、機器の取付けは容易である。しかし、機器台を用いない場合は、現場で取付け位置を決定することが多いので、十分な注意が必要である。以下の代表例について示す。

(1.5.1) 大形機器

主配電盤、集合起動器盤、主機コンソール等は、ほとんどが青空搭載される。これらは、クレーン及びチェンブロック等を使い、機器台のボルト穴位置に合わせて仮置きし、ボルトを取付台の下側から差込み、ワッシャー、スプリングワッシャー及びナットを入れ、締め付ける。(図1.52)

ただし台に傾斜や片締めのねじれがあると、機器扉の開閉やブスバー等盤間接続に不具合が発生するので水平を十分注意する必要がある。このような時はライナを用いる等し不具合要因を処理したのち完全に締め付けるとよい。(図1.53)

 

 

 

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