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(f) 電気機器外形図(メーカー図)

(g) 電気機器標準取付高さ等基準類

(h) 船体・機関部関連図面

次に図面の作成について順を追って述べる。

(2.1) 主電路金物

(a) 電路幅の決定

主電路計画図で計画されている電路幅を布設図等で次の事項に注意して決定する。

・電路は標準を極力使用する。

・電路幅は、電線幅に対し+50mmを標準とする。

・電線重ね高さは、一般に50〜70mm以下を標準とする。

(b) 電路位置の決定

主電路計画図で計画されている位置について、船体・機関の関連図面等を十分調査し、次の事項に注意して決定する。

・電路高さは、ガーダ、フレーム等との相対関係や風路、パイプその他の艤装品との関連を調査し、電線の布設が容易にできるように考慮した上で決定する。またガーダ、フレーム等を貫通して電路を布設する場合は、貫通寸法、関連位置も考慮に入れた高さとする。

・船体ブロック接手をまたぐ電路は、単独ハンガーを使用するか、後付とする。

・他艤装品の多い場所では、電線の布設を容易にするために取外した方がよい電路はビス止め構造又は電線ハシゴを採用する。

・居住区電路は天井板、壁板、根太の関連を調査し、寸法を決定する。

(2.2) 支電路金物

支電路とは主電路より分岐され各機器に至る電路で、図面は次の事項に注意して作成する。

(a) 金物幅は電線幅に対応させる。

(b) 船体構造物との関係位置(溶接のためのスペース最小値)

(c) 主電路と支電路との関係位置

(d) 機器と支電路との関係位置

(e) 貫通金物と支電路との関係位置

(f) 金物相互間の距離

 

 

 

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