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通信教育造船科講座テキスト「艤装」

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


2.2.5 電線布設図(図2.11)

(1) 一般

配置図や系統図に示されている情報を、現場で電線を布設するのに便利なように1枚の図面に盛り込んだものであり、機器及び機器台や電路金物を取付けるための電気艤装品取付図と対をなすものである。

布設図は一般に甲板別に作図されるが、区画別、ブロック別やユニット別等に作図される場合もある。

下図には電気機器配置図が使用される場合がほとんどである。

(2) 布設図の内容

布設図には、一般に次の事が盛り込まれている。

(a) 概略電気機器配置及びシンボル配置

(b) 概略電線布設場所

(c) 主な船体構造物、内装品及び機器類

(d) 系統図に記入の回路符号、電線種別及び通過電線本数

(e) 電線布設基準点からの電線の行先

(f) 電線貫通金物(グランド、カーラー、MCT)の使用場所の指定及び電線貫通金物の種類

(g) 電線管(パイプ、フレキシブル)使用場所の指定サイズ等の種類

(3) 電線布設場所

布設場所は群れをなして通る場所を主電路と称し、事前に機能図で主電路計画図で計画された場所に作図される。

これに対し1本あるいは数本の電線が通る場所を支電路と称し、本図にて、概略指示される。

一般に電線は、できる限り近寄りやすい場所に直線状に布設し、ロンジ、ガータ、ビーム、フレーム等船殻構造部材を利用して、機械的損傷を受けないように布設される。

したがって布設図にはこれらの情報も記載する必要がある。また支電路を数多く取付けることは、電装工事の増加につながるのでできるだけ少なくし電線をまとめて、できるだけ最短距離を選んで布設できるように計画しなければならない。

特に次の点にも十分検討を加え作図及び注記等しておくとよい。

(a) 高温、高湿の場所及び雨水、海水、油類、蒸気等のたまる恐れのある場所はさける。

 

 

 

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