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通信教育造船科講座テキスト「艤装」

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


2.2.4 その他の機能図

造船所によって異なるが、前述の機能図の他、種々の機能図がある。

例えば、以下に述べる代表的なものの他に設計方針計画書、図面出図時期目録、承認図目録、防爆形電気品目録、メーカー支給品目録、船内試験記録、見積予算用機器目録、などがある。

(1) 注文要領書(仕様書)

機器製造者に製品の注文をする際、購入者として希望する製品の仕様を述べ、注文書に添付するものである。

受注者はこれを契約条件として扱い、指定された条件を満足する製品を納入する。

具体的には注文品によって異なるが、適用規則及び規格、使用する電源、容量、形状、寸法、材質、操作作動条件、塗装、予備品等が指定される。

複雑な装置はこの仕様書のほか、更に発受注者担当に打合わせを行い詳細な仕様を決定するが、標準化された製品、すなわち時計、通信機、照明器具、電路器具及び規格化された、艤装金物等は、型名又は規格番号を指定するだけで注文可能である。

(2) メーカー図

注文を受けた機器製造者(メーカー)がその製品に関する図面を作成する。一般にこれをメーカー図と呼んでいる。

メーカー図の内容は一般に外形図、組立構造図、材料表、内部組込品図、回路図、結線図、端子配列図、銘板、予備品表等の他、塗装、重量、取扱説明等の諸情報が盛られている。

メーカーは受注後に注文内容について詳細な打合わせを行い、決定次第、図面を作成し承認図として造船所又は必要に応じ船級協会へ提出し、図面にて承認を受ける。承認を得た図面に基づいて、指摘があれば訂正後、製品の作成図として使用する。造船所では工事用図面としては設計、試験、艤装等に用いる。

造船所とメーカーの間で前もって機種の標準化を行い、図面も標準として用意される場合がある。この場合は規格を購入する場合と同様に、造船所に対する承認手続きは省略される。

(3) 主電路計画図(図2.10)

本図は船内の主電路(電路幅が150mm以上)の布設計画図で、各支回路電線の布設計画の基にもなり、主電路用金物の設計、予量手配にも使用される。

作成は系統図と配置が完了した後又はそれらの概要が決められた後計画され、電気機器配置図と同様一般配置を下図として、これに主電路が記入される。

主電路の決定に当っては、船体・機関部の艤装品計画図等の関連について調査し、主電路スペースを確保しておくのが一般的である。

特に機関室と上部構造、各甲板間、上甲板船首などの貫通個所を明確にする必要がある。

主電路計画図は一般に居住区内用・船首部用・機関室用に分類される。これらは居住区、暴路部、機関室の基本計画(配置計画)の時点で決定するのが一般的である。

 

 

 

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