日本財団 図書館


(2) ジャッキ使用の場合(1,000kg以上)

161-1.gif

図2.10

 

(a) ピースの長さ100mm以下のときは全周溶接する。

(b) ビードの廻しは確実にする。

(c) 適正電流を使用する。

(d) 仮付ピースの板厚は10mm以上。

 

(3) チエンブロック、ターンバックル使用の場合(1,000kg以上)

161-2.gif

図2.11

 

(a) ピースの長さ100mm以下のときは全周溶接する。

(b) ビードの廻しは確実にする。

(c) 適正電流を使用する。

(d) 仮付ピースの板厚は10mm以上。

 

2.5.4 溶接脚長

(1) 艤装重量1t以下は6mm以下の脚長

161-3.gif

図2.12

 

使用棒4mm

下向き、立向き

各1層盛

上向き軽く2層

(2) 艤装品重量3t以下は8mm以下の脚長とする。

立向きは2層盛、下向き、上向きは軽く3層盛る。

(3) 艤装品重量5t以下は9mm以下の脚長とする。

下向き、上向き、各3層盛、立向きは2層盛る。

 

2.6 練習問題

1. 母材の板厚6mmにおける各種艤装品の溶接脚長を述べよ。

2. 艤装品と母材との間に肌すきが生じたときの処置について述べよ。

3. 鋼板の穴ふさぎ要領についてどの様に実施すべきか述べよ。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION