日本財団 図書館


(2) グースネック通風筒

(Gooseneck ventilator)

(JIS F 2408参照)

一般に小型で構造も簡単なもので、倉庫、タンク、等の排気用に使われる。開閉装置がないが、海水又は雨水が侵入しない。この型のものは、玄測水道等の狭い所に取付けられるので便利である。

また燃料タンク等の空気抜きに使用する場合には、防災用の金網を取付けたり、逆止弁を取付ける。

 

092-1.gif

図14.3

 

(3) カウルヘッド通風筒

(Cowlhead ventilator)

(JIS F 2409参照)

最も簡単で、給気にも排気にも利用できるので自然通風用として居住区、倉庫、機関室、船倉等に広く用いられる。

その頭部の方向を変えることによって給気にも排気にもなるが、大型のものは、その外側にあるハンドルを用いて回したり、機関室用のもののように伝導軸歯車で回転するものもある。

雨水が入りやすいので、雨よけ板を取付けたものもある。

荒天時に海水が浸水するおそれのあるときは、頭部を取外して、木詮及び帆布の覆をするか、鋼製の閉鎖装置を設ける。

 

092-2.gif

図14.4

 

092-3.gif

図14.5

 

(4) 壁付通風筒

換気用として、壁の外側に設ける。

 

092-4.gif

図14.6

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION