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図9.6

1. ポスト

2. ブーム

3. ウインチ巻胴

θ=フリートアングル

 

(2) ウインチと倉口との関係

ウインチの操縦者が、指揮者の命令を聞きとり操縦しやすいように、また、倉口と甲板上とを見通しできる場所に、ウインチ又はその操縦機を置かなければならない。

殊に、木材その他を甲板積する船では、ウインチそのものを一段高いプラットフォームに置くようにする。

また、図9.6において、普通、次の寸法にするが、倉口とポストの距離が近すぎるときは、船体中心線に対して角度をつけて配置することもある。l1、l2の距離は普通次のとおりである。

l1=2.5m〜3.5m

l2=0.7m〜1.2m

 

9.5 練習問題

1. 外径420mm、厚さ10mm長さ12mの鋼製デリックブームの座屈荷重を求めよ。

2. 外径420mm5トンデリック用の電動ウインチの所要馬力を求めよ。

 

 

 

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