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通信教育造船科講座テキスト「艤装」

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


第2章 艤装工作

 

2.1 艤装工事を始めるにあたって

船殼が船の母体をなす器とすれば、艤装とはあらゆる意味で中味である。艤装工事にたずさわる主任技術者は、個々の艤装品また、あらゆる艤装品が一つ一つその機能を十分発揮したときこそ船舶として、商品として、船主に引渡す事ができるということを常に銘記せねばならない。

以下通信講座としてこれから艤装工事を個々に分割の形で述べることになるが、また艤装工事の手法として色々な方式を記載する。これは単なる方式としてのみこむことなく、必ず

“良い船を” “安く” “早く”

という造船所と船主の双方が満足のいく結論に導かなければならない。

一般に艤装に関する設計として常に基本として守らなければならない三つの主要点がある。

1. 十分な機能を果すこと。(機能設計)

2. 材料が確実なこと。(物量設計)

3. 工作及び保守が容易であること。

これらはとりもなおさず現場をあずかる責任者の艤装工事完遂のための追及すべきもっとも重要な事項であることを確認すべきである。

 

2.2 艤装方式

2.2.1 従来の艤装方式とその問題点

(1) 従来、鋼船の艤装工事は船殻工事が完全に終ってから同一時期に、各職種の艤装工事を始めるという方式であった。そのために艤装工事も各装置別に進められ、船体の内外・上下等にわたり、一つの系統、装置を追って工事が進められていた。

したがって艤装工事に従事する作業職も銅工・木工・鉄工・仕上げ・塗装・電装等に分けられ、それぞれの職務に応じた作業にのみ従事していた。

(2) 従来の艤装工事方式の問題点

鋼船の建造方式がキールを据付け、これを基準に両舷にフレームを立て、これに外板を取付けて、船殻を形成する方式であった時代には、上記の艤装工事方式が採用されるのは必然的なことであった。しかしながら、造船技術の進歩と変革が、まず船殻の建造方式に大幅な合理化を採用した現在では、艤装のみが従来の方式にとどまっては色々と問題点がある。

 

 

 

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更新日: 2019年11月16日

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