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第3.9図a)の如く、並列に溶接機をつなぐときは、その極性を検査しなげればならない。

A.B.2つの溶接機の二次側の端子を、それぞれa1、a2、b1、b2とすれば、まず、a1とb1をつないでみて、a2とb2の間の電圧を測定する。この値が殆んど0か又は0に近いときは、それで極性があっているのであり、もし、大きな値を示す、即ち、電圧の倍の値、近いものがでるはずであるが、その場合は、極性が逆になっているのであり、つなぎかえなければならない。並列に接続する溶接機には、大体、容量の同じものを用いる必要がある。

次に溶接機を使用する場合、二次側のキャプタイヤーは、使用溶接工が、いろいろに引きまわすが、このときの線の引き方で注意しなげればならないことは、キャプタイアの引き方によって、電流値が変化することである。

キャプタイヤーが長くなること自体は、抵抗が増加することになるが、抵抗の増加は、溶接用変圧器が定電流特性であることから、大きな電流値の変化はない。しかしながら、キヤプタイヤーがアース側と平行して長く、走らたり(例えば100沈位)又は、第3.10図(a)のように、キャプタイヤーが、コイル状にまかれていたりすると、この回路においてコンデンサーがあったり、コイルがあったりするのと同様になりアクタンスが変化する。溶接用変圧器はある特性を得るために、特有のリアクタンスを設計してあるのであるから、予期していないところに、大きいリアクタンスが発生すると、第3.11図のごとく、特性カーブ、そのものが変化してしまう

第3.11図は、短絡時300Aとして設計されている溶接機に対して、100mの長さで1m間隔で往復のキャプタイヤが引かれている場合の計算結果であり、通常ではB点の電流値があるべきものがA点の電流値となってしまう。

 

 

 

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