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第3.2図 アーク長さと電流電圧の関係

 

しかしながら、アーク電圧が変っても、営に電流の量は一定であるというような具合のよいものはあり得ないが、第3.3図に示す定電流垂下特性という性質をもった電源では、比較的この要求に沿うものである。

 

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第3.3図 定電流垂下特性

 

この図を見ると、アーク長さL1のときの電流値はI1であり、アーク長さがL2になったときは、I2の電流値となる。即ち、電圧の変化程には、電流値は変化しないのである。また、溶接用電源では、無負荷、即ち、アークの発生がなく、溶接をしていない状況では、端子聞は80V程度の高い電圧になっていて、常にアークが発生しやすいように力を加えているかたちになるが、一端アークが発生すると、25〜30V程度の電圧になり、大電流を流さねばならない。

 

 

 

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