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通信教育造船科講座テキスト「船体工作法」

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


小径孔のままでのはめ込みによる穴埋めは、割れ発生の恐れがあり好ましくない。現場の状況に応じて、第7.2表に示す方法がある。強度、外観上、問題があるので、何れの方法を採用するか、検査官、船主等と相談して決めるべきである。

 

7.4.4 その他の手直し

(1) 局部的な大曲り

板材の自由端等は、ブロック反転時等に、局部的に大きく曲ることがある。過度の加熱による曲り直しでは、材質が硬化して脆くなるので、一部新替をした方がよい。(第7.3図)

 

141-1.gif

第7.3図 極端な曲り

 

(2) 仮付けビードの割れ

仮付けビードの割れのまま、本溶接すると割れが伝わることがある。仮付けビードをハツリ取って再仮付けをするのが原則である。

(3) 母材、溶接ビードの割れ

○細くて短い割れ

割れの部分を完全にハツリ取って、溶接で埋める。

○比較的太くて長い割れ

割れがそれ以上進行しないように、割れの両止りにストップ、ホールをあける。割れの部分が完全になくなるまでハツリで両面から堀る。溶接後、ストップホールを両側から溶接で埋める。(第7.4図)

 

141-2.gif

第7.4図 割れの補修方法

 

○複雑な割れ

板の一部分を新替する。

(4) ダボハツリ

船殻全面にわたって、全部ハツリ取るのが一般である。特に露出部は、外観上、評価の、対象となるので入念に仕上げる必要がある。

(5) 傷直し

傷は母材の欠陥の一種である。従って全面にわたって、目立つものは溶接ビードで補修しなければならない。更に外板、甲板、居住区等の露出部は、外観上、ビードをグラインダーで仕上げるのが一般である。

(6) ノッチ

母材の自由端のノッチは、振動による割れの発生の原因となる。溶接ビードで補修する。スカラップ面内のノッチは特に要注意である。

 

 

 

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